収益物件の買い方〜問い合わせをする〜

たいさ

買いたいなと思う物件が見つかったのですが、このあとどうすればいいんですか

たく

物件を紹介している不動産屋に問い合わせをすることになるよ

皆さんこんにちは、たくです。

今回は、不動産投資を始めようと考えている方の為に、不動産投資を始めるにあたっての不動産屋への「問い合わせ」についてお話ししていこうと思います。

「問い合わせ」の前に「物件探し」をすることになります。「物件探し」について記事を書いていますので、まだの方は、まずは、こちらの記事をご覧になってはいかがでしょうか。

たいさ

不動産屋に連絡をとるのは怖いです

たく

不動産屋のことを知ることで、不動産屋にだまされることはなくなりますよ

目次

不動産屋と信頼関係をつくる

たいさ

不動産屋に問い合わせて、だまされることはないんですか。

たく

不動産屋のことを知ることで怖くなくなります。不動産屋と信頼関係をつくることができれば、だます不動産屋も見えてきます。

問い合わせして、いきなり騙されるということはありません。

ただし、不動産投資について「まだ、よくわからないな」と感じているときは、収益物件の購入は具体的には進めないほうがいいです。

不動産屋と信頼関係を築いていくことで、相場として「やや安い」物件を紹介してくれる場合があります。相場より1割や、せいぜい2割程度安い物件は紹介してくれると思いますが、3割以上安い物件を紹介してくれるとは考えないほうがいいです。

とても安く購入できる物件は、不動産屋自身が購入しますので、不動産業界のビジネスモデルを理解した上で、不動産屋から紹介される物件を見極めていきましょう。

また、信頼関係をつくるためには、いい不動産屋を探すよりも、自身がいい不動産投資家になるほうが近道です。

いい不動産投資家とはどのようなものなのかは、不動産屋の立場にたって考えていくことで理解していくことができるようになるでしょう。

不動産屋に期待していいこと

私は、不動産投資で不動産屋にだまされるのは「不動産屋に過度に期待している」ことが原因であると考えています。

不動産屋に期待していいことは、以下のような内容です。

カギの手配

たいさ

カギの手配って、物件の中を見れるようにするということですか

たく

そうです。中を見れるように案内してもらうことです

たいさ

…それだけ?

不動産屋を介してでないと、部屋の中を見ることができませんので、その役割は不動産屋にお願いします。

現場で不動産屋に物件についていろいろと質問したくなると思いますが、基本的に不動産屋はその物件についてはよく知らないと考えて接したほうがいいです。

これは、不動産仲介の仕組みを理解すればわかると思います。

こちらの「不動産仲介の仕組みを理解しよう」を見てみましょう。

不動産屋は、不動産流通機構(レインズ)に登録されている物件を紹介しているだけなので、売主の情報や物件の情報については知らないと考えたほうがいいです。

たいさ

不動産屋って不動産のことならなんでも知っていると思ってたけどガッカリです

不動産屋は一つ一つの物件については詳しくは知らないと考えれば、だまされることはなくなると思います。

資料の請求

不動産屋の大切な役割として、物件に関する資料を請求するというものがあります。

【役所へ請求する資料】
登記簿謄本
公図
固定資産公課証明

【売主へ請求する資料】
建築計画概要書
建築確認済証 ※築古の場合ないことの方が多い
レントロール(貸借状況一覧表)
経費一覧(光熱費、ゴミ処理費、浄化槽管理費など)
修繕履歴

たいさ

…またわからない用語がたくさん…

たく

これらは購入判断に必要な資料なので、次の機会に詳しく説明するよ

重要事項説明書の内容に関する調査

たいさ

重要事項説明書ってなんですか?

たく

取引後のトラブルを防ぐために、物件について重要なこと、特にマイナス面について説明するための資料だよ

  • 法令上の制限の確認

法令上の制限とは、土地の利用に関する制限のことです。土地を購入しても、所有者が自由にその土地を使用できるわけではありません。

例えば、家を建てるのにも階数の制限や、広さの制限があります。

そういった制限を総称して法令上の制限と言います。

都市計画法や建築基準法で制限が設けられています。

  • 建物の状況の確認

建物の状況の確認とは、見た目だけでは判断することが難しい既存住宅の現況を、専門知識を持つプロの検査員が検査を行い、劣化・不具合がないか公正な第三者として検査を行うものです。

ただ、築古建物を購入する場合、売主が知っている範囲の状況を説明するにとどまっている場合がほとんどです。

交渉内容を伝えてもらう

たいさ

交渉内容を伝えるだけですか? 交渉はしないんですか?

たく

実際には交渉しているのかもしれないけれど、売主と直接話をするわけではないので、伝えてもらえればOKくらいの気持ちをもったほうがいいよ

ここまで見ていただければわかるとおり、不動産屋に求めることは、取引を円滑に行うための情報伝達・情報共有です。

不動産屋に期待してはいけないこと

物件の紹介

多くの不動産屋と知り合うことで、多くの未公開物件やお買い得物件を紹介してくれる可能性は増えますが、担当者が直接仕入れる物件の数はレインズでの物件数に比べると非常に少ないです。

不動産屋からの紹介物件も、自社で囲いこんでいる物件であったり、レインズからの紹介であったりすることが多いです。

自身で、検索サイトをマメに調べることで、紹介物件以上のお買い得物件を見つけることが十分可能ですので、不動産屋からの物件の紹介には過度な期待はしないほうがいいです。

投資判断

不動産屋は、物件についての調査はしてくれますが、儲かるかどうかの判断はできません。

不動産屋自身で不動産投資をしている人は少ないですし、している場合でも、最新の状況を把握している人は少ないです。

まとめ

今回は、不動産投資を始めようと考えている方の為に、不動産屋へ問い合わせることについて、まとめてみました。

たいさ

不動産屋って怖いイメージだけど、自分で判断することが多いような気がしてきました。

たく

不動産屋にだまされる人の特徴として、「不動産屋は不動産投資のプロ」と勘違いしていることだと思います。

  • 物件を見に行く段階では、不動産屋は物件のことを詳しく知らない
  • 購入する段階になって、物件のことを調査してもらえる
  • 不動産投資として成功するかどうかは不動産屋は判断できない
  • 不動産屋からの直接の物件紹介に過度な期待をしてはいけない

などがありました。

より具体的に、購入の相談にのってほしい方は、ぜひたくの個別相談をご活用ください。

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。

他にも、不動産に関するさまざまな記事を書いていますので、ぜひ読んでいってくださいね。

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