収益物件を探してて、見た目が悪い物件が多いのですが、修繕することはできるんですか?
建物の見た目は、建物からの大切なサイン!!外側を修繕することで何十年も使えることが可能だよ。
皆さんこんにちは、たくです。
建物を長持ちさせるためのメンテナンスは、とても大切ですね。
今回は、建物のメンテナンスに関する記事をお届けしようと思っています。
建物メンテナンスのスペシャリストに来てもらっているよ。どうぞーーー!
みなさんこんにちは、塗装業を営んでいます。ようちゃんです。
なんだか動物園みたいになってきましたね!
ようちゃんのご紹介をします。
創業120年の老舗塗装業「鈴木興業株式会社」の若き5代目社長。
一級塗装技能士、一級建築施工管理技師など多数の資格を所有し、リベ大 大阪オフィスの塗装工事を施工されています。
また、「鈴木興業株式会社」は、ゼネコン大手の大林組の建物施工について塗装担当もしているという、一流企業です。
これから、全7回にわたって、ようちゃんに外壁塗装について、私たちが心がけること、知っておくべきこと、塗装業者さんとの関わり方について、お話を伺いたいと思っています。
塗装業界は、ぼったくり業者も多い業界なので、一人でも多くの人に「適正価格」で「適切な工事」をしてもらいたく、情報を発信します。
どうぞ、よろしくお願いします。
- なぜ外壁塗装をするのか(今回の記事)
- 外壁塗装をするタイミング7選
- 必要な基礎知識4選
- まずは自分で見積もりしよう
- 塗装業者を選ぼう
- 見積り立会い
- 見積書がきたら
ぜひ、最後まで読んでもらって外壁塗装をするための知識をつけていってくださいね。
塗装の役割
外壁塗装の劣化原因の最たるものは、太陽光です。太陽光の「紫外線」と「熱」が塗装(厳密にいうと塗料の樹脂)を破壊することで、劣化が進行します。
日焼け止めクリームの役割だけでなく、化粧の役割もあるよ
ここからは、外壁塗装が必要な理由について詳しく書いていきます。
汚れや傷みのある外壁をキレイにするため
外壁は時間の経過とともに汚れや傷みが目立ち、見た目がわるくなっていきます。
塗装をすれば、外壁を美しくよみがえらせることができます。
外壁材を長持ちさせるため
時間の経過とともに外壁にあらわれる汚れや傷みは、見た目がわるいだけではありません。
汚れや傷みは、外壁が劣化し防水性が失われはじめているサインでもあるのです。
そのため、汚れや傷みのある外壁を放置し続ければ、次第に外壁材に雨水が浸み込むようになります。
雨水が浸み込んだ外壁材は、劣化や腐食が進み、早々にダメになります。
住まいの資産価値を守るため
外壁塗装をして外壁を美しく保ち、外壁材や住まいが早々にダメになるのを防ぐことは、住まいの資産価値を守ることにもつながります。
住まいを売却するときに、定期的に外壁塗装をしている住まいの方が高く売却できる可能性が高いです。
たくFIRE所有のアパートで、外壁塗装の前後を見比べてみましょう。
見た目が全然違うね。とても気に入っているよ
見た目と同じくらい、建物の劣化や腐食を未然に防いでいるんだよ
外壁の劣化の種類
外壁の劣化の種類は以下のようなものがあります。
ひび割れ
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←色あせ、チョーキング→
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塗膜のふくれ・はがれ
錆の発生
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カビ・苔・藻の発生
欠損・露筋
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内部クラック・漏水
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とてもひどい状態ですね。外壁塗装をしないとここまでひどくなるんですか?
わたしも、ここまでひどい状況になった建物をみることはないなー。
ひどい状況になると、難しくなるケースが多いので、そうなる前に、定期的にメンテナンスしてほしいです
コーキングの役割
コーキングとは
コーキングは、外壁と外壁の間に充填されている材料で、シーリングとも呼ばれクッションのような役割を持っています。
サイディング外壁やALC外壁などは、パネルを張り合わせて仕上げる外壁なので、そのパネル同士の間に隙間ができてしまいます。
その隙間を埋めるために使用されているのがコーキングという材料です。
←サイディング外壁 ALC外壁→
コーキングは外壁同士の隙間だけでなく、窓、玄関まわり、サッシまわりやベランダなどにも使用されています。
コーキングは
- 水が建物内部に浸入することを防ぐ
- 揺れに対する負荷を緩和する
などの役割があります。
コーキング材の種類と特徴
変成シリコーン系
耐候性が高く、屋根・外壁などに多く使用されています。
塗装前でも塗装後でも使用することができます。
ポリウレタン系
変性シリコン系と比較して値段が安いですが、紫外線に弱いため、家の外壁に使用する際は、上から塗装による保護が必要です。
サイディング外壁やコンクリート、ALC外壁の目地部分に使用することが多いです。
シリコーン系
キッチンや浴槽などの水回りの補修によく使用されます。
塗料との密着が悪いため外壁や屋根の使用には不向きです。
上記系統を1種類使用する「1成分系」は一般の方向け
上記系統を2種類使用する「2成分系」はプロのコーキング業者向け
最近は、あまり違いがなくなってきて、品質安定性を向上させるためにプロでも「1成分系」を使うこともあるよ
コーキングの寿命
コーキングの寿命は、5〜10年です。
なぜ5〜10年かと言うと、コーキングは外壁など硬い建材とは異なり弾性があるので、その分劣化しやすいという特性があるからです。
日当たりが良ければ劣化が早くなったり、温暖な気候だと急速な劣化はしなかったりと、
条件によって早く寿命が来たり、逆に長く持ったりもするので、寿命も5〜10年と幅が出てしまいます。
- コーキングに現れる劣化症状
- 肉やせ
- チョーキング
- ひび割れ
- 破断
痩せた後、ヒビ割れを起こして中に水が入りやすくなっています。
…実家も画像のようなひび割れがあったように思います
建物からのサインですので、見逃さず対応してほしいです
屋根塗装も同時にするのか?
外壁塗装の際には屋根塗装もあわせて行なうのがおすすめです。
高額な足場代の費用を1度にまとめてしまうことができるためです。
足場代は塗装費の20%を占めるほど費用がかかるため、その分の費用を削減できることになるのです。
屋根と外壁を同時に塗り替える際には、屋根の塗装のほうが劣化スピードが早いことを考慮して、屋根の塗料は外壁の塗料よりも耐久性の高い塗料を選ぶと良いです。
まとめ
今回は、外壁塗装の役割、コーキングの役割、屋根塗装を同時にするのかについてお話ししました。
外壁塗装は、見た目だけではなくて、建物を大切に保つためにとても大事なことなんだね
そうです、外壁塗装は、建物を長く美しく保たせられるすばらしいものなんです
- 汚れや傷みのある外壁をキレイにするため
- 外壁材を長持ちさせるため
- 住まいの資産価値を守るため
- 水が建物内部に浸入することを防ぐ
- 揺れに対する負荷を緩和する
外壁塗装について、今後、より詳しく学んでいくよ。
- なぜ外壁塗装をするのか(今回の記事)
- 外壁塗装をするタイミング7選
- 必要な基礎知識4選
- まずは自分で見積もりしよう
- 塗装業者を選ぼう
- 見積り立会い
- 見積書がきたら
今後、より詳しく掘り下げていこうと考えていますので、楽しみにしていてください。
より具体的に、外壁塗装の相談にのってほしい方は、ようちゃんまでご相談ください
それでは、今回はここまで読んでいただきありがとうございました。
その他にも不動産に関する、さまざまな記事を書いていますのでぜひ参考にしてくださいね。